慢性関節リウマチという病気では、血中に炎症性サイトカインと呼ばれるTNFというものが増えてきます。
この増えたTNFが、関節に働き、関節の腫れ、痛み、軟骨の破壊などのリウマチの症状をもたらします。
炎症性サイトカインは、TNFだけでは、ありませんが、この度、このTNFに対するレセプターと呼ばれる結合タンパクがエンブレルという名前で、薬剤になり発売されました。
週に2回、皮下注射をします。
大変高額な薬剤でもあります。
当院では、リウマチの治療に、今までメトトレキセートをはじめとする、DMARDSを組み合わせて治療に当たってきましたが、副作用などでメトトレキセートが使用しにくい人には、このエンブレルを用いようと思います。
使用に当たっては、充分な診察の上で、適応を決める必要がありますが、どうぞご相談下さい。
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