塩分・水分が多かった方(体重増加が多い方)へ
一回の透析で取り除くことができる水分の量は、ある程度一定です。 体に不要な水分を溜め込んで、心不全を起こしたり血圧が高くならないように
しましょう。体重増加は透析で無理なく取り除くことができる範囲にしましょう。
水分管理を上手にするために
1.塩分を摂りすぎると喉が渇き、水を飲む量が増えてしまうので、塩辛いものには注意しましょう。
自宅で気をつけていても外食ではつい塩分が多くなってしまいます。
天丼などは天ぷら定食にして汁物、漬物は、残すようにしましょう。
どの料理も薄味にしてしまうと食欲がなくなりますので1品は普通の味付けにしましょう。
2.果物、野菜は80〜90%が水分なので、一日量を守りましょう。
缶詰の果物にも水分は多く含まれますので、控えめにしましょう。
3.喉の渇きがひどいときには、氷をなめたり、うがいをしたりするのもいいですが、
回数が多いと水を飲むのと変わらなくなりますので、ほどほどにしましょう。
・氷1個で水15〜20mlになります
・うがい1回で6〜10mlになります
4.麺類・お茶漬け・お粥など、水分の多い主食は、できるだけ避けてパンやお餅など
水分の少ない主食を取り入れましょう。
鍋物の野菜、こんにゃく、豆腐、おじやの食べすぎに注意しましょう。
水分の多い料理は、中2日あく日は控えましょう。
5.同じ材料でも、調理の仕方で水分が違うので注意しましょう。
煮物には、塩分、水分ともに多く含まれています。
焼く、揚げるなどの調理法も取り入れましょう。
煮汁は盛り付けないようにしましょう
6.飲み物は熱いか冷たい方が飲みすぎずにすみます。
湯飲み茶碗は小さくしましょう。
7.水分が少なくて、食欲の無い時は、ぬめりのある食品をつけましょう。
納豆(15〜20g,1/2〜1/3個)
*ワーファリンを飲まれている方は、納豆を長芋 (40g)
食べると薬の効果が無くなりますのでなめこ (缶詰20g) 食べないようにしましょう。
おくら (20g)
納豆、長芋は、カリウム多めの食品なので1回の使用量はこのくらいになり ます。
また、これらの食品を食べた日は、果物を食べるなら缶詰にして汁を飲まないようにしましょう。
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