開業して、13年。
時折々に、できごとを綴ってきました。
99回を綴って、いよいよ100回となる投稿をなににしようかと、考えているうちに、随分間が空いてしまいました。
そんな中で、最近、目を引いたニュースがありました。
関節リウマチの原因が分かったというものです。
http://www.asahi.com/articles/ASG2P7VTRG2PPLBJ003.html
その、米国科学アカデミー紀要(ProNAS)に投稿された論文は、以下です。
http://www.pnas.org/content/early/2014/02/19/1401105111.abstract
要するに、生体に侵入した異物たんぱく質を処理する際に、正常な処理が行われず異常が起こり、
それが白血球のHLA 分子の上に現れ、その異常物質に対して免疫応答がおこることが、
関節リウマチの原因であるという論文です。
関節リウマチは、多くの患者がいるにも関わらず、その原因が未だに解明されない難病であります。
その根本的な原因が解明されていないとはいうものの、関節リウマチの治療の最近の進歩は目覚ましいものがあります。
ここ10年、医療の多くの分野で大きな進歩がありましたが、関節リウマチほど大きく治療の変わった疾患もないと思います。
今回の報告が、関節リウマチの解明と根本的な治療に近づく一歩であると期待して、できごと徒然(100)とします。
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