今年度も早々に、大阪大学から研修医が来られました。
1ヶ月間をともに過ごしましたが、独りよがりになりがちな
開業医の生活にあって、新鮮な空気を運んできてくれました。
初対面の時から、はっきり周囲にも挨拶される、きさくな研修医先生でした。
私も逆に、新しい医学的知識を教えて頂いた面もあり、今回も私にとっても貴重な経験になりました。
研修医先生との出会いの記念に、できごと徒然に残します。
研修医先生の今後のご活躍をお祈りいたします。
今井先生へ
研修医として私を受け入れて下さり、誠に有難うございました。
一般内科診療・透析・在宅医療と勉強になる点は数え切れない程あり、1ヶ月足らずの研修期間もあっという間に過ぎてしまったように感じます。
この研修で学んだ事柄としてまず挙がるのは、患者さんは地域住民である、ということでした。
患者さん一人一人について生活背景・環境の違いを考慮する、ということの難しさ、奥深さは大病院にいては中々分からないと思います。医師であればどんな分野に携わっていても、病気よりも患者を診ることが重要であり、このようなことを考える機会ができただけでも有意義な研修だったように思います。
外来診療では「何でも診る」ことを実践しておられるように思いました。
当然幅広い知識が必要で、私にとっては今までの研修のよい復習にもなり、新たな知識を吸収することもできました。
外来透析や在宅医療ついては文字通り「医療である前に生活の一部」であり、クリニックに働く人も皆例外なく、それぞれがその共同生活に参加する一員である点が印象に残りました。また看取ることに対する今井先生の熱意、姿勢には感銘を受けました。
今までにない新しい経験の連続で、本当に充実した研修になりました。
また機会がありましたら、ご指導頂ければ幸いです。
平成19年4月
大阪大学研修医 ○○