現代の日本は高齢社会を迎えて、今後必然的に一層の多死の時代を迎えます。
折りしも進められる医療改革の中で、療養病床の削減、在宅医療の推進などが強調されています。そのような政策的な意図とは別に、住み慣れた自宅を療養の場にする在宅医療は、それぞれの人生を写し出す魅力あふれる世界です。
住み慣れた自宅を療養の場とすること、住み慣れた自宅を人生の終末期を迎える場所とすること、私が経験させて頂いたことをお話できればと思っています。
基調講演をされるのは、島根県の知夫島で幸(高)齢者が生まれ育った島で人生を終えることを支援する、看取りの家、NPO法人「なごみの里」代表の、柴田久美子さんです。
看取りを「死の文化の伝承」と称し、看取りを通して、新しい地域のつながりを見出されているすぐれた実践をお話いただけることと思います。
※寺子屋トークで当院院長もシンポジウムに参加します。
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